ここでは、過去に作成した尺度項目などを記します
学級の目標構造
(大谷和大・中谷素之・伊藤崇達・岡田涼 (2012). 学級の目標構造は自己価値の随伴性の効果を調整するか ――内発的興味と自己調整学習方略に及ぼす影響―― 教育心理学研究, 60, 355-366.)
熟達目標構造(5項目)
・算数の授業では、内容をちゃんとわかることが大事にされます
・算数の授業では、テストでよい点をとることよりも、がんばって勉強することのほうが大事にされます
・算数の授業では、テストの点数が悪くても、がんばったり、努力したりすることがよいこととされています
・算数の授業では、まちがいや失敗も、勉強のうちと考えられています。
・算数の授業では、テストの結果よりも、内容をどれだけ理解できたかが大事にされます。
遂行目標構造(5項目)
・算数の授業では、内容がしっかり理解できたかどうかよりも、テストの点数のほうが重視されます。
・算数の授業では、成績がよいかどうかが大事にされます
・算数の授業では、テストでよい点をとることが大事にされます
中学)数学の授業では、テストの点数が特に重視されます。
・算数の授業では、成績のよい子がよくほめられます
・算数の授業では、先生から、テストで他の人にまけないようにとよく言われます
中学)数学の授業では、テストで他の人に負けないようにすることが強調されます
※教示や件法は何でも構いませんが、教示においてクラスや教師について聞いていることを強調してください。
※算数、数学の授業について聞いていますが、クラス全般やその他特定の教科の教室について聞いても構いません。
自己調整学習方略
(大谷和大・中谷素之・伊藤崇達・岡田涼 (2012). 学級の目標構造は自己価値の随伴性の効果を調整するか ――内発的興味と自己調整学習方略に及ぼす影響―― 教育心理学研究, 60, 355-366.)
・問題を解いているとき、自分が知っている学習内容と結びつけて解こうとします
・問題を解いていてわからなくなったとき、どうしてわからないのか、ふりかえってみます
・勉強していて何かむずかしい言葉があれば、自分が知っている言葉にかえて、わかりやすくします
・勉強してきたことを確かめるために、自分自身に質問します
・勉強で何かおぼえられない事が出てきたら、自分がおぼえやすいように工夫しておぼえます
・問題を解いているときに、まちがっていないかどうか、確かめながら進めます
・勉強内容をおぼえるときは、意味を理解してから、おぼえようとします
・問題を解いているときに、自分がどこまでわかっているのか考えながら解きます